レジェンドのオルタードスケールを使ったアドリブ例を見てみる!(Sonny Clarkから学ぶVo1)

JAZZ
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今回は初めてオルタードスケールを使ったフレーズを取り上げます!

レジェンドジャズピアニストの一人であるSonny Clarkのフレーズから抜粋いたしました。

まずは下記譜面をどうぞご覧ください!

Gm7-C7-F6 といういわゆるツーファイブワン王道の進行の上で弾かれたフレーズです。

下記、筆者の演奏動画です。

Sonny Clark solo altered scale phrase TranscriptionGm7 C7 F6 #jazz #jazzpiano #transcription

講師模範演奏

今回のテーマであるオルタードスケールが使われているのは2小節目のC7の部分です。

前後のフレーズについては、この記事では割愛いたします。

まず、前提としてオルタードスケールは通常マイナーコードに向かうドミナントコードの上で弾くことが基本とされています。

しかし、今回の例のようにメジャーへ向かうドミナントコード上でオルタードスケールを使用することもしばしば見られます。

聴き覚えがあるので違和感を感じることはほとんどありませんが、理論上で言えば裏をかいたアプローチであると言えるでしょう。

それでは、C7の小節に着目してみます。

Cの音から見てミb、レbはテンションの音で言う#9、b9に当たります。(ミb=レ#)

さらに2拍目のラbはテンションの音でいうb13になります。

このようにオルタード系のテンションノートを#11以外は全て使用しているフレーズとなっていることが分かります。

3度に当たるミと1度に当たるド以外は全てオルタード系のテンションノートですね。

ピアニストがオルタードスケールを使用してフレーズを作る場合、上記のように下降形のフレーズを使うことが多いです。

実際に楽器を演奏される方は音に出してみて響きを確認してみてください。

独学でジャズピアノを学ばれている方や、すでにセッションなどに参加している方などのさらなる実力向上の材料になれば幸いです。

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